気まぐれコラム

FILE 005・・・・モーツァルトの三大オペラ?




魔笛に登場する鳥刺しパパゲーノ。ストーリーから云って、パパゲーノは助演男優ぐらいだと思いますが、当時の興行のポスターと云えばこの様に主演扱いです。それもそのはず、魔笛の台本を書いたエマヌエル・シカネーダーは、自らがパパゲーノ役として初演に参加しています。持っているのはパンフルートですが、これが魔笛ではなく、魔笛の笛はタミーノが3人の童子に渡された笛の方です。

よく、モーツァルトの三大オペラという言い方をして、何か音楽の試験にも出てきた記憶があるのですが、ゆうゆうから言わすととんでもない間違いです。三大ナンとかというのは日本人の癖でしょうか?三大テノールは国際的にも認知されていますので、あながち日本人だけではないと思いますが、3つに絞る事自体がふさわしくない場合が大変多いと思います。世界三大美人や日本三大風景は、誰が決めたか知りませんが、たぶん言うたモン勝ちだった様な気がします。そして二つは結構有名で、三大にするためにもう一つ一番見栄えがいいモノを加える・・的なものも多いと思います。話はそれますが、日本の三大観音は浅草観音と大須観音と津観音です。ゆうゆうも津在住ですが、津市民にこの質問をして、浅草と大須しか答えられない人も結構いると思います。モーツァルトの三大オペラの解答は、学校の試験ならばフィガロの結婚とドン・ジョバンニと魔笛です。でも、ゆうゆうならば魔笛の上にコジ・ファン・トゥッテがきます。好みの問題かも知れませんが、ダ・ポンテ三部作がそのまま三大オペラです。第一に魔笛はオペラではありません。フィガロの結婚とドン・ジョバンニはイタリア語でオペラですが、魔笛はドイツ語でジングシュピールです。日本語で言うとオペラは歌劇、ジングシュピールは歌芝居と訳します。イタリア人がイタリアで魔笛の事をオペラと呼んで構いませんが、日本人が魔笛をオペラと言うのは間違いです。ちなみにイタリア人は魔笛の事をイル・フラウト・マージコと言います。フラウトはフルートで笛、マージコはマジかよ・・ではなくて、マジックで魔法と変えれば意味が理解できます。ちなみに世界三大オペラは、椿姫、カルメン、蝶々夫人だそうです。モーツァルトがいないので異論アリですね。

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