気まぐれコラム

FILE 003・・・・1991年はモーツァルトの没後200年。

1991年はモーツァルトの没後200年という事もあって、数々のCDがリリースされました。中でもフィリップスからCDの大全集は、価格が50万円でと目を見張りました。ゆうゆうもフィリップスは買えなかったのですが、デッカから出ていた全集を買いました。127枚組のCDで、価格は消費税込みで22万5千円です。こちらの方は、値段が安い割にはカラヤンやアシュケナージ、ショルティなど有名どころが多く、パバロッティのイドメデオは、恐らく世界で唯一だと思います。シンフォニーはホグウッドの指揮で、18世紀の楽器で18世紀の演奏をしています。ここでは、交響曲ではなくてシンフォニーです。
今演奏されるモーツァルト交響曲は、18世紀ではシンフォニーでした。現在は、クラシック音楽というと交響曲が先頭にきますが、それはモーツァルト以降の作曲家が交響曲に力を注いできたからでしょう。
モーツァルトの時代の優等音楽は、第一にオペラや声楽。次に、歌手の代わりにピアノやヴァイオリンなどを使ったコンチェルト。同じく、コンサート用に作られたディベルティメントや弦楽五重奏。教会用のミサ曲も力がこもっています。いわゆる後期交響曲はコンサート用に作ったもので、モーツァルトを代表する曲もありますが、多くのシンフォニーはその他の音楽に分類されます。この頃は、シンフォニーもセレナードもあまり区別して言わなかった様です。シンフォニーのフレーズは、オペラや声楽やディベルティメントによく使われました。オペラの作曲はシンフォニーに歌詞を付けるものでした。つまり音楽の素材という事です。オペラやディベルティメントは高級料理。シンフォニーは素材そのものの新鮮な刺身といったところでしょうか?




1990年11月25日に発売された、デッカのモーツァルト全集。価格は218447円。3%の消費税を加えると、225000円になります。
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