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第二展示室

青春18きっぷの変遷

 

「青春18きっぷ」の誕生から現在まで

「青春18きっぷ」は国鉄時代の昭和57年(1982年)3月1日に誕生しました。当時は「青春18のびのびきっぷ」という名称で、一日券3枚と二日券1枚の4枚綴りという構成で発売され、値段は8千円でした。 「青春18のびのびきっぷ」は昭和57年夏シーズンにも発売されましたが、きっぷの発売形式が一日券4枚と二日券1枚の5枚綴りで1万円に変更されました。
昭和58年春シーズン以降、名称が「青春18きっぷ」に変更されました。
昭和59年夏シーズン以降は、二日券がなくなり一日券の5枚綴りで1万円という構成になりました。また、この年から冬シーズンも発売され、年に3回の発売となりました。
平成8年春シーズン以降は5日分(5回分)を1枚の券片にまとめた形式に変更されました。
値段の変遷ですが、まず昭和61年の冬シーズンに1万円から1万1千円に値上げされました。 それ以降は、消費税加算および税率変更により、平成元年夏シーズンから1万1300円に、平成9年夏シーズンからは1万1500円に値上げされ、平成26年の春シーズンまで続きます。平成26年の夏シーズンからは、 1万1850円で販売されています。
それではゆうゆうの秘蔵コレクションの中から、それらを観ていきましょう!

●国宝級
◎重要文化財級
○重要美術品

収蔵品一覧

青春18のびのびきっぷ 1セット
昭和57年春


広島駅出土
●国宝級
当館蔵

表紙

1枚目

●表紙

 

1回目券

2枚目

●1回目券

2回目券

3枚目

●2回目券

3回目券

4枚目

●3回目券

4回目2日券

5枚目

●4回目2日券

きっぷの裏
◎きっぷの裏面
ワッペン

6枚目

ワッペン
(世界遺産級)

拡大します拡大します

 

栄えある第一号アオハルです。青春18きっぷの歴史はここから始まりました!

サイズは、よこ120mm、たて63mmで、6枚で構成されていて、ホッチキスで止まっています。2枚目から5枚目の4枚がきっぷで、切り離して使用できます。5枚目のCだけ2日間有効です。
表紙には「青春18のびのびきっぷ」とあります。料金は、1枚につき2000円の4枚で8000円ですが、バラ売りはありません。

きっぷの色は青基調で、青春18きっぷらしいデザインです。(特急・急行列車・ホーバー及び自動車を除く)のホーバーはホーバークラフトの事で、宇高連絡船で急行便として運航していました。急行便なので青春18きっぷの対象外になっています。瀬戸大橋が開通して運行が廃止になった、昭和63年(1988年)春までこの例外表示がありました。

日付を押すスペースの左には「乗車船日」とありますが、1枚5回形式になる前の平成7年(1995年)冬まで変わりませんでした。また、2日間有効きっぷの「有効」という表現も、昭和59年(1984年)春まで続きました。

きっぷの有効期限は、3月1日から5月31日までと、今では考えられない破格?の期間です。ゴールデンウィークをまたいでいる所などは、なんともニクイ企画だと思いました。

このきっぷの最大の特徴は、6枚目がワッペンになっている事です。全体に布地になっていて、ロゴマークの部分だけはがすことができ、洋服などに貼って使います。ワッペンがきっぷの代わりになるのです。
このワッペンをつけている人は、きっぷを見せなくてもいいようでしたから、実にいい加減なルールだったと言えます。
案の定、次回からはこのワッペンはなくなり、以後二度と現れません。正に幻のフリーきっぷだったと言えるでしょう。

ちなみにこのワッペンの名前は、青春18ワッペンと言います。当時のチラシに、はしっかりとその名前が表示されています。ただ、交通公社の時刻表3月号には、いい日旅立ち いいニュースで「シール」をはがして使用するように書かれていて、統一されていないところが国鉄らしいと思いました。

 

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青春18のびのびきっぷ 1セット
昭和57年夏


三原駅出土
●国宝級
当館蔵

 

1枚目

●表紙

2枚目

●1回目券

 

6枚目

●5回目2日券

 

青春18のびのびきっぷ第2弾!

一見前回と変わりありませんが、よく観察すると色々と違いが見えてきます。
まず、前回6枚綴りだったのが今回から7枚綴りになり、1枚目が表紙、2枚目から5枚目の4枚が1日券、6枚目が2日券、7枚目が裏地の白紙となりました。前回はワッペンが裏紙も兼ねていましたが、今回より平成7年(1995年)冬まで、表紙と裏紙の間に5枚のきっぷがホッチキスで止められた形式になっています。
ワッペンは早くも廃止されました。

料金も1日券が1枚増えた分、2千円アップして1万円となりました。
1日券の4枚は赤基調の紙に変化しました。アカハルきっぷの始まりです。
有効期限は9月20日までと、今(平成18年(2006年)1月現在)に比べて10日ほど長いですが、前回の3ヶ月の長さに比べれば、結構普通っぽいです。

「青春18のびのびきっぷ」の名前は今回が2回目で最後です。ただ内容的には、以降JRになるまでの「青春18きっぷ」とほぼ同じなので、初回の「青春18のびのびきっぷ」がより特別な存在と言えます。
言い換えると、今回の昭和57年夏に発売された「青春18のびのびきっぷ」の方が、現在の「青春18きっぷ」の基になっていて、昭和57年春に初めて販売された「青春18のびのびきっぷ」はテスト販売だったのです。

 

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青春18きっぷ 1セット
昭和59年春


交通公社札幌駅旅行センター出土
●国宝級
当館蔵

1枚目

●表紙

2枚目

●1回目券

6枚目

●5回目2日券

◎きっぷの裏

 

「青春18のびのびきっぷ」は昭和57年(1982年)の春に続き、夏にもその名で発売されました。そして冬シーズンには発売されず、翌昭和58年(1983年)の春に第3弾として登場しました。
内容的には前回夏号と同じでしたが、名前が「青春18きっぷ」と変わりました。なぜ変わったかまだ調べていませんが、「のびのび」と言うより、名前が長いので「まのび」したネーミングになっていたからでしょうか?

昭和58年(1983年)の春と昭和57年の春の、大きく違う所は有効期間です。3月1日から5月31日までだったのが、今回から2月20日から4月10日までと短くなっています。92日間有効から50日とほぼ半分の利用期間となってしまいました。しかし、今(平成18年(2006年)1月現在)の3月1日から4月10日までよりは、少しマシです。

他に変わった所は、裏面の(ご案内)の内容です。
まず、項目ごとに「・」で区分けされていたものが「1」「2」・・・・と番号で表示されるようになりました。これは常備券では今でも続いている制度です。次に「無人駅から乗った場合は車掌から乗車船日をもらう」事と「列車の運行不能による払い戻しはしない」事を盛りこみました。
利用規定の内容は全く同じです。きっぷの様式も、1日券が4枚と2日券が1枚で一緒です。

写真の昭和59年春の青春18きっぷは、2日券が存在した最後のきっぷです。とは言っても、昭和58年も冬号がなかったので、昭和58年の春と夏とこのきっぷの3シーズンだけが、2日券があった青春18きっぷと言えます。
昭和58年の春と夏の青春18きっぷは当博物館には貯蔵されていいませんが、恐らくこのきっぷと同じ内容だったと推測されます。ただひとつだけ違う所は、国鉄全線の右のカッコ内に(・・自動車線を除く)とありますが、昭和57年の青春18のびのびきっぷには(・・自動車を除く)と「線」がありません。これは、いつ削除されたか不明です。

 

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青春18きっぷ 1セット
昭和61年夏


鎌田駅出土
●国宝級
当館蔵

1枚目

●表紙

2枚目

●1回目券

3枚目

●2回目券

4枚目

●3回目券

5枚目

●4回目券

6枚目

●5回目券

 

昭和59年夏シーズン以降は、二日券がなくなり一日券の5枚綴りで1万円という構成になりました。実質値上げです。
以降、平成7年の冬シーズンまでこの構成は変わりません。約13年間ですので、現在(平成18年)の1枚ものより歴史が長い事になります。
色は2日券がなくなった分、すべてのきっぷが赤基調になっていて、これは今日の常備券と変わりません。

 

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青春18きっぷ 1セット
昭和62年夏


上尾駅出土
●国宝級
当館蔵

 

1枚目

●表紙

 

2枚目

●1回目券

 

3枚目

●3回目券

 

4枚目

●5回目券

 

1872年(明治5年)6月12日(陰暦5月7日) に品川〜横浜(現在の桜木町駅)間から始まった日本の鉄道は、官営鉄道として育って行き、1906年(明治39年)の鉄道国有法の公布により、17の主要私鉄が国営化されることになりました。そして翌年の1907年(明治40年)には、今でいう「国鉄」が確立されました。

その「国鉄」は、1987年(昭和62年)4月1日に、80年の長き歴史に終止符を打ちます。JR7社に分割民営化されたのです。
しかし我らの「青春18きっぷ」は、名前や言い方が変わっただけで、あとは国鉄時代のルールがそっくり継承されました。値段も、昭和61年の冬シーズンに1万円から1万1千円に値上げしていましたので、当時は国鉄の時と全く同じで済ませられました。

と、解説してきましたが・・・・
「変わらない」ではこの博物館の意味がないので、「大変大きく変わりました」とまずは豪語しておきます。

まず、決定的に違うところは、きっぷの大きさです。青春18のびのびきっぷの時代から、青春きっぷは縦が63mmで横が120mmと決まっていましたが、JRの青春きっぷは、縦が73mmで横が130mmと、縦横共ちょうど1センチづつ大きくなっています。 面積でいうときっぷ1枚につき、実に19.3平方センチ大きくなっています。比率では、国鉄時代が縦1:横1.90に対し、JRの青春きっぷは縦1:横1.78と、見るからに重厚なきっぷとなりました。
そしてこのJRの青春きっぷの大きさは、ナント今の常備券(ナマ券、アカハルきっぷと呼ばれている)と全く同じ大きさです。

表紙の違いはあまりありません。「国鉄」の文字が、JRの会社によって「北」「東」「海」「西」「西」「四」「九」となっただけで、ロゴのサイズなどは全く同じです。


ところがきっぷ本体では、文字のレイアウトがかなり変わっています。「青春18きっぷ」の文字を左にずらして、印刷連番を右となりに持っていきました。
そして、根本的に変わったのは、ナンバーの振り方です。
国鉄時代の印刷連番は表紙のみで、きっぷには@〜C、Dと右下に印刷されています。ところがJRになると、表紙に「No 0152」のように4桁の連番が印刷してあり、5枚のきっぷには「No 0152−1」から「No 0152−5」と云うように枝番が追加されています。
場所も、右下から右上に移り、5枚のきっぷがそれぞれ独立した1日券として君臨しています。

※写真の青春18きっぷは、ゆうゆうが初めて購入したものです。

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青春18きっぷ 1セット
昭和63年春


宮原駅出土
◎重要文化財級
当館蔵

 

1枚目

◎表紙

 

2枚目

◎2回目券

 

3枚目

◎3回目券

 

4枚目

◎4回目券

 

この昭和63年の春は、ゆうゆうにとって印象深いシーズンでした。それは、始発から終電までを使って、1日メ一杯乗りつぶした初めての体験をした事です。
特に3月8日は、今でも印象深く残っています。東北本線の東大宮駅から内房線、久留里線、外房線、木原線、東金線の成東駅と行って、そこから帰ってくるという、距離的にはあまりないコースですが、初めて始発で出発して終電で帰ってきたという記念すべき日でした。そしてこの下車印の数。1日で22個は現在(平成13年春シーズン)までで最高です。また成東駅から乗った総武本線の電車が、途中の千葉駅あたりまでほとんどお客がなく、まるで銀河鉄道999に1人で乗っている気分でした。

 

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青春18きっぷ 5セット

◎重要文化財級
当館蔵

 

◎昭和63年夏

東大宮駅出土

 

◎昭和63年冬

宮原駅出土

 

◎平成元年春

宮原駅出土

 

◎平成元年冬

津駅出土

◎平成6年7月

岐阜駅出土

 

5枚綴りの常備券を5種類紹介します。この5枚綴りの常備券は平成7年の冬シーズンまでありましたが、マルス(指定券を発行するためのオンライン・システム)券の発行が多くなり、だんだん貴重な存在になって行きました。

JRになってからは、内容的にはあまり変化はありませんが、消費税の導入と伴に料金が上がりました。
また、瀬戸大橋線の開通で宇高航路が廃止になったので、ホーバークラフトに乗ることができない旨の表示がなくなりました。

今でも宮島航路は青春18きっぷで利用できますが、瀬戸大橋ができるまでは宇高航路の普通便も、青春18きっぷで利用できました。でも、ホーバークラフトは急行扱いだったので乗ることができません。よって「特急・急行列車・ホーバー及び自動車を除く」と表示されていました。
それが、宇高航路の廃止に伴い「乗れない」表示がいらなくなり、「特急・急行列車及び自動車を除く」と表示が変更されたのでした。

特急や急行は青春18きっぷでは無効扱いですが、宇高航路のホーバークラフトでは、青春18きっぷと連絡線急行券で乗る事ができました。

 

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青春18きっぷ マルス券1セット
平成3年春


津駅出土
◎重要文化財級
当館蔵

 

1枚目

◎表紙

2枚目

◎ご案内

 

3枚目

◎1回目券

 

4枚目

◎2回目券

5枚目

◎3回目券

6枚目

◎4回目券

7枚目

◎5回目券

 

マルス券の登場です。
マルス(MARS)とはMagnetic electronic Seat Reservation Systemの略で、コンピューターで列車の座席予約処理を行うシステムのことです。そしてマルス券は、そのコンピュータの端末で作成されたきっぷを言います。マルス券は文字通り、指定席券を発券するのが目的でしたが、普通の乗車券や、青春18きっぷのような企画乗車券も作れるようになりました。

青春18きっぷがマルスでいつから作れたかは知りませんが、平成3年の頃はまだ常備券が主流だったので、このマルス券は◎重要文化財級だと思います。
マルスの知識が不充分なのでこれから勉強しますが、 とりあえず現在(平成18年1月)発行されているマルス券の事は、第一展示室で公開しようと思っています。

さて、このきっぷのサイズは、よこ120mm、たて57mmで、7枚で構成されていて、これまでの常備券と違いばらばらになっています。

1枚目は表紙です。青春18きっぷのロゴマークはありません。 常備券の裏に書いてある(ご案内)の一部が記されています。
・1日券の定義
・特急や急行では青春18きっぷが無効になること
・運行不能による払い戻しがないこと
・全券片未使用に限り、払い戻しをすること

2枚目は「ご案内」と称されていますが、常備券の裏に書いてある(ご案内)の内容とは違っています。
・普通列車の指定席を利用する場合、指定席券や乗車整理券(ライナー券)を追加で買わなければいけないこと
・伊勢鉄道と北近畿タンゴ鉄道は、私鉄扱いの別料金であること
以上、2点が表示されています。

3枚目から7枚目までは、青春18きっぷ本体で、使用方法はこれまでの常備券と全く変わりません。
きっぷの内容的にも常備券とあまり変わりませんが、払い戻しの規定が書いてあって、それが1枚目の表紙と全くダブっているのが印象的です。

きっぷの利用期間が、平成3年2月20日から4月10日となっています。2月20日から利用は、昭和58年から平成3年までの9年間続きました。
平成4年の春からは、3月1日からと、頭だけ昭和57年に戻りました。

 

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青春18きっぷ マルス券1セット(表紙紛失)
平成7年春


松阪駅出土
◎重要文化財級
当館蔵

 

1枚目

◎1回目券

2枚目

◎2回目券

 

3枚目

◎3回目券

 

4枚目

◎4回目券

5枚目

◎5回目券

 

青春18きっぷは、平成8年春シーズン以降は、5日分(5回分)を1枚の券片にまとめた形式に変更されました。よって、このきっぷは5枚を分けて使える最後の年のものとなりました。

表紙を紛失していましたので詳しくはわかりませんが、 平成3年春のマルス券と内容はあまり変わらないと思います。
ただ、乗れない列車に特急がありますが、(新幹線を含む)と追加表示されています。そしてこの表現は現在(2006年)も同じです。

未確認の情報ですが、青春18きっぷだけで新幹線に乗れそうな場所があるので、それらのトラブルを防ぐために、特急に(新幹線を含む)という表示をしたと聞いています。
博多南線は新幹線車両のみを使っていて、すべての列車が特急扱いですので、青春18きっぷでは乗れません。また、上越新幹線の越後湯沢〜ガーラ湯沢も同じことが言えます。

 

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青春18きっぷ マルス105券 3セット


◎重要文化財級
当館蔵

 

1枚目

◎平成8年夏
四日市JTB出土

 

2枚目

◎平成8年冬
津JTB出土

 

3枚目

◎平成9年春
津JTB出土

 

青春18きっぷは、平成8年春シーズンから、5日分(5回分)を1枚の券片にまとめた形式に変更されました。
理由は、これも未確認の情報ですが、前の形式なら、数年前の同じシーズンのきっぷなら見分けがつきにくく、不正使用や間違い防止のためと聞いています。
また、 転売が今より容易にできるので、JRの収益に影響するという理由も考えられます。

平成9年の夏シーズンから、消費税の引き上げに伴い、料金が11300円から11500円に値上げされましたので、3枚目のきっぷは、最後の11300円となります。

マルス105は、ドットインパクトプリンターで印刷されるきっぷの一種で、写真の3種はいわゆるL型と呼ばれるものです。
きっぷとご案内の2枚で1セットになっていて、ミシン目で分けることができますが、ゆうゆうはくっつけたまま保存しています。
きっぷのサイズは、よこ178mm、たて68mmで、左側にはミシン目がついていて、プリンターに咬ます穴が取れるようになっています。

きっぷの裏には(ご案内)として注意書きがありますが、マルス105は他のほとんどすべてのきっぷを作成しますので、特に青春18きっぷと関係する記述はありません。

 

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青春18きっぷ マルス券 1セット
平成10年春

津JTB出土
○重要美術品
当館蔵

 

1枚目

○ご案内

 

2枚目

○青春18きっぷ

 

現在(2006年)とほぼ同じ様式のマルス券です。右上の(525−98)は青春18きっぷのことです。サイズは(346−68)と同じ、よこ120mm、たて57mmですが、表紙がなくなって、ご案内と青春18きっぷの2枚で1セットになります。

平成7年以前は、きっぷにも注意書きがありましたが、平成8年以降はスペースの関係でなくなりました。

 

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青春18きっぷ マルス301券 5セット


○重要美術品
当館蔵

 

1枚目

○平成10年夏
津JTB出土

 

2枚目

○平成11年夏@
四日市JTB出土

 

3枚目

○平成11年夏A
弁天町駅出土

 

4枚目

○平成11年夏B
須崎駅出土

5枚目

○平成11年冬
伊勢市駅出土

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青春18きっぷ 8セット


○重要美術品
当館蔵

 

1枚目

○平成12年春
南彦根駅出土

 

2枚目

○平成12年夏@
南彦根駅出土

 

3枚目

○平成12年夏A
南彦根駅出土

4枚目

○平成12年夏B
南彦根駅出土

5枚目

○平成12年冬
南彦根駅出土

6枚目

○平成13年春
加茂駅出土

7枚目

○平成13年夏
加茂駅出土

8枚目

○平成18年春
米原駅出土

 

現行の青春18きっぷです。このきっぷは、いわゆる「常備券」と呼ばれるもので、限られた駅でしか発売されていません。当館で収蔵している一番古いものは、平成12年春ですが、もう少し前から発行されていたものと思われます。ただ、消費税が3%時代の11300円のものを目撃したことがないので、今の段階では、平成9年の夏シーズンからだと思っています。

JR東日本とJR東海は、平成8年の春シーズンから常備券を一切発行しなくなったそうで、他でも年々発行駅が少なくなっているようです。写真の南彦根駅と加茂駅も、平成13〜14年ごろに絶滅してしまいました。
昨年(2005年)聞いた話ですが、JR九州では吉塚駅が唯一の発売駅だそうです。

サイズは、よこ130mm、たて73mmで、国鉄がJRに変わった時の常備券の大きさと全く一緒です。表紙はなく、マルス券の(ご案内)は裏に印刷されているので、1枚で1セットになります。

「旅客鉄道会社全線」の右カッコ内の(・・自動車線を除く)から(・・JRバスを除く)に、平成14年冬シーズンから変更になりました。自動車という表現は、昭和57年の発売当初から20年以上かわりなかったのですから、実に大きな変革といえます。(大げさな!)

裏面の(ご案内)の内容は、2006年の現在までに、大きな改定が2つありました。
ひとつは、平成14年夏シーズンまで8項目があったのが、平成14年冬シーズンから9項目に増えました。内容は4つ目に「津軽海峡線木古内〜蟹田間、石勝線新得〜新夕張間は普通列車が運行していないため特例として当該区間内相互発着の場合に限り、青春18きっぷのみで特急列車の普通車自由席に乗車できます。ただし特例区間にまたがって乗車する場合は、乗車全区間の乗車券および特急券が必要となります。」と表示され現在(2006年)に至っています。

また、平成16年冬シーズンより、青春18きっぷとグリーン券で普通列車のグリーン車自由席(指定席は現行の通り)に乗車できるようになったので、5項目に表示されました。詳しくは「第一展示室」にお戻りご参照ください。

 

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青春18きっぷ 常備券
平成18年夏

JR九州 吉塚駅 出土
●国宝級
当館蔵

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● 使用前常備券

拡大します拡大します

 

左上の「九」はJR九州の事です。JR九州の常備券は、この展示品の吉塚駅発行のものが、唯一のものとなりました。つまり、他の九州の駅では販売していないのです。それどころか、吉塚駅でも販売していません。はぁ〜っと思われるかも知れませんが、事実(2006年夏シーズン現在)JR九州の駅では常備券はどこにも売っていません。これは、JR九州の広報担当の方に問い合わせて確認したので、間違いありません。

少しひっぱり過ぎましたので、ここでネタばらしをします。吉塚駅等に確認したところこうです。
吉塚駅は、九州大学農学部にある旅行代理店にこのきっぷの卸をします。それを大学の生協(生活共同組合)で組合員(生徒)に販売するわけです。大学の目的は、学生に貧乏旅行を斡旋するためか、これで夏休みに郷土に帰れと云うことなのでしょうか?

どちらにしても、JR九州で唯一の常備券なので国宝級の価値があると思います。なおかつ、ナンバーも「0007」一桁で、これも貴重なものだと思います。
きっぷの内容は、他の常備券とほとんど変わりませんが、裏面の(ご案内)にバーコードがないことと、「10」としてJRグループのホテルを利用する場合、割引が受けられる事が載っています。(JR西日本では、「1」〜「9」までしか案内がありません)

 

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青春18きっぷ 常備券2枚
平成18年冬

JR九州 吉塚駅 出土
JR北海道 音威子府駅 出土
◎重要文化財級
当館蔵


 

◎ 使用前常備券

 

平成18年冬シーズンの青春18きっぷからレイアウトがかなり変わってきました。
まず、大きな違いは「旅客鉄道会社全線」だったのが「「旅客鉄道会社全線(JR全線)」と(JR全線)が加わった事です。これは想像するに、新幹線の増設により、今までJRだったのが第三セクターに変わった路線が増えたためだと思います。これで、JRではなくなった路線は乗ることができないと認識させられます。

また、各JRの会社によって、文字や記号の大きさが違っています。これは、国鉄からJRに変わった時からの現象だと思いますが、平成8年春シーズン以降の、5日分(5回分)を1枚の券片にまとめた形式に変更された以降からは、会社の違いが顕著に現れてきていると思います。

 

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青春18きっぷ 常備券2枚
平成19年春

JR西日本 寺庄駅 出土
JR西日本 甲南駅 出土
○重要美術品(行く末は●国宝級)
当館蔵


 

○ 使用前常備券

◎ きっぷの裏面


今回の青春18きっぷは、JR発足20周年として、特別価格の8000円で発売されました。なぜ8000円かというと、昭和57年の3月1日に発売された「青春18のびのびきっぷ」が、8000円だったからです。つまり発売当初の価格で特別に販売されるわけです。
最近新幹線の開業などでJRの路線が少なくなり、同時に青春18きっぷが使える路線が目減りして行き、時が経つにつれて11500円という価格が実質値上げという印象でしたが、このすばらしい企画で今までの鬱憤が晴れたような気がします。
この「JR発足20周年・青春18きっぷ」という名は間違いなく今回限りなので、このきっぷを●国宝級にするか◎重要文化財級か迷いましたが、とりあえず控えめに○重要美術品としておいて、未来に向かって格付を上げて行きたいと思います。

きっぷの表面は、タイトルと価格が変わっただけですが、裏面は前回までと比べてかなり(ご案内)の文章が変わっています。内容的にはほぼ同じですが、特に目立った事がふたつあります。ひとつは、前回までは1番目の項目で「入出場の際には必ず本券が必要となります」となっていましたが、「入出場の際には必ずJR発足20周年・青春18きっぷ本券が必要となります」と表現が変わっていました。これは来シーズンに元に戻るものと思われます。
もうひとつは【お知らせ】称して、「ムーンライトながら」の運転時刻が変更になった事が表示されています。さすがにコア列車の中で定期便として一番有名なので、このような措置がとられたのでしょう。かなりの変更がありますが、一番目立つのが、下り東京発23:10、上り東京着5:05でしょう。詳しい事はコンテンツが違うので、機会があったら別のサイトで紹介したいと思います。ただ、きっぷの表は○重要美術品としましたが、この裏面はかなり珍しいので◎重要文化財級としました。

ところで、この企画、少し辛口になるかも知れませんが、気がついた事をランダムに書いてみたいと思います。
まず、何で「JR発足20周年」が「青春18きっぷ特別価格」に結びつくかという事です。青春18きっぷファンのゆうゆうにしてみたら、何で2002年の春に「青春18きっぷ発売20周年」をしてくれなかったのだろうと思います。何か青春18きっぷが、JRの道具にだけ使われていると思い悲しいです。
また、なぜ8000円なのか、説明が全くなされていません。確かに「青春18のびのびきっぷ」だと、知らない人は何の事か分らないので仕方がないかも知れませんが、できれば「青春18きっぷの歴史」も少しは表に出してもらいたかったと思います。
それで、できればワッペンと2日券を復活させてもらいたかった!! ワッペンはシールでも何でもいいですが、あの平成7年まで続いた「青春18きっぷロゴ」をもう一度見たかった方も多いのではないかと思います。2日券は・・・・ダメでしょうか?

 

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青春18きっぷ 常備券
平成20年冬

JR九州 吉塚駅 出土
●国宝級
当館蔵

平成20年冬 青春18きっぷ 常備券

● 使用前常備券

拡大します拡大します

 

平成18年に続き、JR九州吉塚駅の常備券を紹介します。
JR九州の常備券は、平成17年の夏休みシーズンまで、この吉塚駅の
と鹿児島本線の木葉駅のがあったようです。それ以降は吉塚駅発行しか存在しませんが、他のJRでも発行駅がかなり少なくなりました。ますます貴重になる常備券ですが、いつまでも残っていてもらいたいものです。

ところで、この常備券ですが、今回から画期的な改良が行われました。それは、発行駅の駅名がスタンプで押されるのではなく、初めから印刷されているのです。つまり、吉塚駅発行のきっぷしか作成しないので、他の駅名を記入する必要がなくなったため、このような処置が施されたといえます。
以前にも説明しましたが、このきっぷは当の吉塚駅では手に入らず、九州大学の生協の一部でしか販売していません。生協にマルス(自動発券機)が入るとは絶対思えませんので、案外長く生き残るかも知れません。客車鈍行もJR九州が最後でしたから!

裏面の(ご案内)の内容が他の常備券と若干違っているのは説明しましたが、今回新たに別の違いを見つけました。5番として「自動改札機が使えない」事が表示されていますが、これはJR西日本の常備券にはない事です。またお知らせとして、アンケートの協力をお願いしていますが、これもJR西日本ではありません。
宿泊料の割引案内のように、JR西日本が吉塚駅の常備券の後表示するケースもありましたので、今後はこれらの案内も通常化されるかも知れません。

 

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青春18きっぷ 常備券1枚
平成26年夏

JR西日本 仁豊野駅 出土
○重要美術品(行く末は◎重要文化財級)
当館蔵


 

○ 使用前常備券

◎ きっぷの裏面


久しぶりに出土した青春18きっぷです。消費税が5%から8%にアップした事に伴い、平成9年夏シーズンから続いた11500円の料金が11850円に値上げされました。日本国政府の予定では平成27年10月より消費税が10%に上がるので、恐らく青春18きっぷの価格も上がると思います。青春18きっぷの価格ですが、昭和61年の冬シーズンに1万円から1万1千円に変わり、その1万1千円がベースになっていると推測されますので、予想では12000円辺りで落ち着くのではと思っています。いずれにしても11850円の価格は短命に終わると予想されますので、行く末は◎重要文化財級としました。

 

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